又吉直樹『人間』

書店員の声

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ひとり一人が良くも悪くも人として生きていて、『人間』という二文字のタイトルに込められた意味について考えさせられました。一度読むだけではなく、何度か読み続ける事に意味がある本なのかな、とも思いました。

紀伊國屋書店 笹塚店 小川由起さん

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相手を傷つけて、それ以上に自分も傷つく様子を見て、「人間をやるのが下手だ」という言葉がとてもしっくりきました。

ジュンク堂書店 郡山店 郡司めぐみさん

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本文中のエピソードや表現が面白くて、何度も読み返してしまいました。味わい深いけどだんだん胸が苦しくなってくるこの感じがたまりません。

丸善 広島店 山下満規恵さん

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読みながら何度も何度も「お前は誰だ?」と問いかけられていた気がします。難しく愛おしく見つめずにはいられない「人間」を読む物語でした。

ジュンク堂書店 名古屋店 清田彩乃さん

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どうしても主人公と影島に作者を重ねて読んでしまいますが、それも又吉さんの計算なのかなと思いました。

ジュンク堂書店池袋本店 小海裕美さん

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「東京」という窮屈な街と「沖縄」という大らかな街が『人間』では対比して描かれているなあと感じました。

水嶋書房 くずは駅店 枡田愛さん

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近頃、ぶんがく小説とか、ブンガク小説とか広く支持されていますが、彼の小説は紛れもなくなく文学小説(王道)であります。

教文館 岩本洋一さん

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自分も人間をやるのが下手な方だと思うので、読んでいてグサグサとささる部分が多かったです。

ブックスタジオ 大阪店 渋谷宙希さん

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自分の中では完全に忘れている、痛々しい記憶をえぐり出してくるような作品でした。

大垣書店 イオンモールKYOTO店 辻香月さん

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この世界に存在する誰もが「何者」かになろうとして、めちゃくちゃもがいている。 どんなに努力しても何にもなれないヒトはたくさんいる。
誰もが「人間失格」かもしれません。
それでも生きていかねばならないんですね。
しかし、しかし、できれば「なんくるないさぁ」と思い生きていたい。

書泉ブックタワー 江連聡美さん

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人間って何だろう…
誰かに必要とされるだけではない。かといって一人で生きているだけではない。
こんなに沢山の人間がいる中で、目指すものになれることはなかなかないけれど、でも勇気を出せれたら、一歩ずつ成長していくのではないだろうか…。
と感じさせられました。

コメリ書房 鈴鹿店 森田洋子さん

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みんなもきっと自分と同じで一生懸命に生きている、そんな当たり前のことを謙虚に考えることができて、他人のことを慮って毎日を過ごしていけたらいいなぁ、と考えさせられた作品でした。

恭文堂 学芸大学店 菅原豪さん

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『人間失格』を読みながら太宰治の人生そのものと感じたように、この物語は“又吉直樹版人間失格”なのだと思いました。
永山に触れることで又吉さんを感じ、共感した私も人間をやるのが同じくらい下手だと思いました

ジュンク堂書店 名古屋栄店 西田有里さん

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“人間”は複雑で難しく、問題だらけなところがたくさんあるけれど温かく優しく思慮深い。
誰にでも持っているそれぞれの葛藤がとてもリアルで私の心もヒリヒリしたりザワザワしたり最初から最後まで心の変化が止まりませんでした!
拝読させていただいた後に、色々あるけれど“やっぱり人間っていいな”と思いました!

紀伊國屋書店 福岡本店 宗岡敦子さん

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「ハウス」の仲間たちとの会話を通して自分の本心があぶりだされていく様で、登場人物たちの言葉に心が刺さりました。
読んでいくうちに、だんだんとクセになる1冊。

未来屋書店 有松店 前田ゆきさん

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表現者として内包する矛盾した価値観、他者からの評価・干渉に対する人としての反応、傍観者・観察者としてのある固定した基準など、登場する人物が何かしら著者自身を投影しているように感じられ、またその中で読者自身と重なりあう部分を浮きだたせ、むず痒く感じられた。

明林堂書店 南宮崎店 河野邦広さん

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「人間」を読んだ時、まさしく現代の人間の心を読んだ気がした。
正義だとか、肩書きだとか、正しいとか正しくないだとかこの価値観、基準はいったい誰の判断なのか?
自分を見失いそうな時、何度も読みたくなる本だと思いました。

らくだ書店本店 藤井さん

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夢と嫉妬。昔、私も持っていたものを、この本がつきつけてきました。
主人公のように戦えなかったけれど、自分だけではない。
“歪み”は誰にでもある。あの子にも。読んだ今、そう思えます。

明林堂書店小林店 児玉さん

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「人間が何者かである必要はない」という強さ。
ラストは、主人公の新作のタイトル通り、「脱皮」したような、新しく、前向きで、爽やかなものでした。

精文館書店 豊明店 近藤綾子さん

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「人間」って難しい。
人生は楽しいことばかりじゃない。成功もあれば失敗もある。
それでも生きていく「人間」はやっぱり素晴らしいと思う。

本の王国 高蔵寺店 莨谷俊幸さん

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灯りの数だけ人の人生がある。
輝き方はそれぞれだけど、確実に「生」がある。
あの頃、夢見た未来にどれだけ近づいて生きているだろうか?
そんな事を読んでいるうちに思いました。

日本出版販売株式会社 齋藤明さん

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芸術、という世界で何かを作りだそうとする若者たちの中にある羨望や嫉妬、そして憎悪はある意味、創作への熱源として有効なのかもしれないけれど、それをうまく扱えない、いなせない不器用さが読み手の心のどこかにある「小さい自分」を刺激してくる。
その流れでの、終盤の沖縄での時間のゆるさや血縁者や近所の人との不思議な共鳴、父親との関係、何気ないやりとりのおかしみや温かみやわずらわしさが不思議と心地いい。
繊細なのに攻撃的で不器用で内省的な主人公が全身傷だらけになりながらも歩き続ける姿に、ざわつく緊張感とほのかな安堵感を覚えた。

精文館書店 中島新町店 久田かおりさん

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「人間」という題名はシンプルですが、シンプルゆえに奥深いと思いました。
ただこうして「生きて」いることが、はたして「人間」であるということなのか?
自分の人生や生活についてもう一度見直し、今後どう「生きて」いくのか、課題をいただいた気持ちになりました。
永山という人物を通して自分のアイデンティティを見つめ直し、「人間」としてどう「生きて」いくのか選択するきっかけになる本だと思います。
そして「人間」として「生きる」ことの答えは、読んだ人一人一人の中にあり、それがそれぞれの未来につながっていくと思いました。

bookexpress ecute品川South店 林華子さん

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自分が“何者か”でいなければ、自分という存在は意味がないのだと思っていたこと思い出した。読んでいけばいくほど自分のことを言われてるような、見透かされたような感覚に陥っていく。が、たまにはこんな風に自分の中身と対話するのも悪くない。最後は穏やかに本を閉じられる。
そんな物語。

うさぎや 自治医大店 江頭杏奈さん

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読んでいて、永山や影島の論理的で哲学的な思考と話し方、語彙力に圧倒され、また、一つの事柄を説明する時の表現力の豊かさに驚かされました。
深い思考力をする人たちの奥行きというか、内面を垣間見ることができてとても新鮮でした。
“そもそも正義ってなんだ”という一文のようにところどころハッとして立ち止まる瞬間があり、いろいろと考えさせられた作品でした。

蔦屋書店 ひたちなか店 安直美さん

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繊細かと思えば大らかだったり、心とは無限の世界ですね。
又吉さんのやわらかな文章にもいやされました。

宮脇書店 ヨークタウン野田店 村山里美さん

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時代が変わっても人間らしく生きていくためには、時折、立ち止まり人間をよく見ることも大切だなあと思えた作品でした。

株式会社ゲオ メディア商品部 星由妃さん

「どう感じたのか」と問われたら、きっとすべてを暴かれてしまう。
私にとって『人間』とはそんな作品だった。
動悸が治まらない。すごい小説と出会ってしまった。

丸善丸広百貨店 東松山店 本郷綾子さん

このタイトルは凄いです。
まさに「人間」でした。
「人間」を読むことができてよかったです。

未来屋書店 高崎オーパ店 山本智子さん

自分の内面の深淵を掘られているようで悲鳴をあげて、知らぬ間に泣いていた。
自分も人間だから、自分の中の人間とつき合うのは直視できないことがある。
人間は辛いけど、人間として生きるとあらためて決心した。

ジュンク堂書店 滋賀草津店 山中真理さん

「最初に受けた痛みは薄まることがなく、鮮烈に残ってんねん」
私はこの言葉に出会うためにこの本を読んだ気がする。

みどり書房 白河店 矢野隆子さん

人間のエグさとこれからの覚悟。

うさぎや 作新学院前店 矢口秀明さん

生きていく上ですごく大事なものを授かった気がします。授かったこのお守りを一生大切にしていきたいです。

三省堂書店 札幌店 廣瀬優作さん

まだ又吉直樹という作家に触れていない読者は、ぜひ「しょせん芸人の書いた本だろう」と舐めてかかって読みはじめてほしい。
絶対に度肝を抜かれるはず。

有隣堂 藤沢店 廣田優里さん

飄々とした態度で、能天気に生きているようでも内面には深い苦悩を抱えている人物たち。確かにこの小説には今を生きている“人間”たちが描かれていると感じました。
傑作だと思います。

博文堂書店 田無店 外山隆光さん

何もかも投げ捨て、自分に正直に生きていけたなら……と。
あなたの苦しみも、私の願いも、この物語の中にあります。

蔦屋書店 熊谷店 加藤京子さん

人間から骨と筋肉と内臓と皮膚を引いたら『人間』だけが残る。それほどこの作品は、人間の形のない部分を表している。
当然ながら、自分も人間なので、この作品に投影する箇所が何度もありました。

紀伊國屋書店 仙台店 齊藤一弥さん

人間ってなんだろう。読後、真っ先にその言葉が浮かんできました。
しみじみとラストの一文が、今も心に流れています。
たった一文に無限の煌めきがある。

うさぎや 矢板店 山田恵理子さん

こんなにも重→軽と心の重量が変化する物語はない。
著者のバイブルである太宰治の『人間失格』。この物語のタイトル『人間』は「失格」を外している。そこに著者が本当に言いたかったことが含まれている気がしたが、まだ明確に掴めていない。何度も読み返そうと思う。

水嶋書房 枚方市駅店 松田えりこさん

太宰治の「人間失格」によく似た話に見せかけて、最後の最後で真逆をいった又吉さんの「人間」。
これは作家・又吉直樹の新たなスタート地点になる物語だと思います。

梅田蔦屋書店 永山裕美さん

人の生き方は、千差万別、哲学者の残した無知の知を知る、ではないが、己の狭量さ拙さに辿り着いたとき、我々はよい人間になれるのだろうか?

大垣書店 豊中緑丘店 井上哲也さん

主人公が友人、知人、家族などの他人に対して、軽い畏れのような距離感をもって描かれているように感じた。今の社会に必要な感覚がここにある。

八重洲ブックセンター 営業部 内田俊明さん

まさに私のツボでもある控えめな笑いが散りばめられていながらも、泣かせる場面があります。又吉さんのダークな面も存分にわかり、本当に面白かったです。
『火花』や『劇場』を読んだ人はもちろん『火花』だけ読んでやめてしまった方々にぜひ読んでもらいたいです。

名古屋大学生協 南部書籍部 重松理恵さん

すごい文体! 多弁なのに、耳にささらず、雪の降る夜に都市の夜景を見ながら窓辺で声質のよいラジオDJの語りを聞いているような。
これはもはや小説を飛び越した「本」で、この本は生きています。

芳林堂書店 高田馬場店 鈴木正昭さん

多くの若者に読んでもらいたい。
年配の人は、若者の考え方が手に取るようにわかり、感心させられると思います。

明林堂書店 フジ西宇部店 田中さん

「人」として生きるのに、上手いも下手もありませんが、数あるサンプルの中から選りすぐった「人間らしさ」を存分に書いた本。

明屋書店 営業本部 元屋地綾さん

人間の面倒くささやマイナスなところに目がいきましたが、それを上回る人間賛歌を感じとった気がしました。
読み終えたあと、いつも見ている部屋の景色が少し違って見えました。

SerenDip明屋書店 アエル店 武方美佐紀さん

人間を見た。
この小説の中でいろんな人間を見た。
その中に微かに又吉さんも見た気がする。

明林堂書店 大分本店 多田由美子さん

キラキラ輝く日々は、永久に続くように思えたこともあった。
でも、振り返ると思い出すのは、いつもその頃のことで、その後の人生がこんなにフラットで長いなんて、きっと誰もわからないのではないかと思う。
あの頃夢見た未来も、あがき続けた日々も、どこへ行ってしまったのだろうと。

有隣堂 藤沢店 佐伯敦子さん

何者かになりたい人間たちの言葉は重くのしかかります。
やはり私も人間に拙いからなのでしょう。
私は救われたのでしょうか?
まだわかりません。
これから何度も思い返すであろう一冊になりました。

三省堂書店 札幌店 反町美智子さん